初回投稿日:2021年12月4日 最終更新日:2021年12月4日
その他の回
第3回:~確認すべき投資信託のスペック~
第4回:~投資信託にかかる費用~
第5回:~証券会社の選び方~
第7回:~おすすめの銘柄~
第2回の今回は
~投資信託の種類~
について書いていきます。
当シリーズ記事は・・・
・預貯金の利息は少なすぎるので投資を始めてみたいが、なにから始めたらいいのかわからない。
・積み立て感覚で投資をしたい。
・証券会社や銀行の窓口で投資の相談をしてみたいが、なんとなく上手く言いくるめられそう。
・興味はあるが、投資の勉強をする時間はないし手間もかけたくない。
こんな方々に向けて、"長期投資の第一歩に手間いらずな「投資信託」はどうですか?"という観点から書いています。
※当ブログは主に"日経225mini先物取引"を扱っていますが、当記事は先物取引の話はほとんど出てきませんし、先物取引を勧める記事ではありませんのでご安心ください(^^)。
また当ブログの免責事項もご覧ください。
※記事内で任意の投資信託を「商品」と表現していることがあります。
★投資信託の種類について:
投資信託を分類する方法は切り口の違いで何種類かありますが、初めて投資信託に触れる方には・・・
①インデックス型投資信託
②アクティブ型投資信託
この2種類が理解できれば大丈夫です(^^)。
①インデックス型投資信託
「インデックス」とは「付箋」や「タグ」という意味ではなく、ここでは「指数」という意味で使われます。
いろいろな国の株価や債券等には市場全体の上昇や下落を示す「指数」が存在します。
日本の株式市場で言うと「日経平均株価」や「10年物国債の利回り」などがこれに当たります。
インデックス型投資信託ではこの「指数」の動きに連動するように資産を運用します。
連動する対象指数は「ベンチマーク」と呼ばれます。
(※蛇足ですが「日経平均株価」はその時期の日本を代表する225社の株価を平均し、微調整したものです。
この指数は日本経済新聞社が算出、公表しています。
民間の一企業が発表している指数が、日本の市場を代表する指数になっている所はすごいなと思います。)
例えば、日経平均株価に連動するインデックス型投資信託「A投信」があったとします。
そして、ある日の日経平均株価が前日の終値に比べ1.5%上昇したとします。
この時「A投信」は日経平均株価と同じように、前日の投資信託の基準価格(=終値)より1.5%上昇するように運用します。
「A投信」は日経平均株価を構成する225銘柄すべてを保有している訳ではないのですが、そこを運用のプロが上手く調整し、1.5%上昇するように運用します。
逆に「日経平均株価」が1.5%下落した場合、「A投信」は投資信託の基準価格が1.5%下落するように運用します。
(わざわざ負けるように運用するのは違和感がありますが、市場全体が下落した日には無理せずそれに従おうという考え方です。)
つまりある年に日経平均株価が5%上昇したら、インデックス型投資信託の基準価格もその年は5%上昇するように運用します。
(実際には株式の配当金の問題や、投資信託に掛かる費用によって差異が出てきますが、初めは大まかに上記のような理解で問題ありません。)
②アクティブ型投資信託
インデックス型に対してアクティブ型は「アクティブ」つまり「積極的」に利益が出るように運用します。
アクティブ型投資信託にも参考値として「指数(ベンチマーク)」が設定してあることが多いのですが、アクティブ型投資信託はこの「指数(ベンチマーク)」を上回る運用成績を目指して運用します。
参考指数が設定されていない場合は、ただただ良好な運用成績を目指します(^^)。
例えば、「日経平均株価」の値動きを上回る運用成績を目指すアクティブ型投資信託「B投信」があったとします。
こちらは、日経平均株価が上がろうが下がろうが、それよりも良い運用成績を目指します。
そして、参考値である「指数」に比べてどのような成績であったかを「運用報告書」で公表します。
また、アクティブ型投資信託の中にはその時期に旬のテーマを採用した、一見いかにも儲かりそうなものも存在します。
人工知能(AI)関連やヘルスケア関連・介護関連やエネルギー関連などあり、これらは基本的にその関連銘柄のみで運用していきます。
投資信託を選ぶ時にこのどちらかを選ぶことになるのですが、どちらを選ぶべきでしょうか。。。
その答えは・・・当記事ではインデックス型の「A投信」を推奨します。
なぜなのでしょうか・・・
実は「指数(ベンチマーク)」を上回る運用成績を目指して運用しているはずのアクティブ型投資信託の多くが、相応の運用成績が達成できていません。
「指数(ベンチマーク)」を下回っている商品もたくさんあります。
プロが運用する・・・。
儲かりそうなのに・・・。
対して、インデックス型投資信託において「日経平均株価」等の「指数」に連動させることは、プロが運用するとそこまで難しくないようで、しっかり連動させることができているものが多いです。
市場が下落している時は無理して利益を出さなくてよいので、運用の難易度が低いのは納得できると思います。
その結果、投資対象が同じ場合インデックス型投資信託の方が運用成績が良い事が多いのです(驚)。
なぜそうなるのかは改めて考察しますが、いろいろな投資信託の運用成績を見ると実際にその傾向があります。
数は少ないですが優秀な成績のアクティブ型投資信託も一定数存在します。
が、その優秀なアクティブ型投資信託も未来の成績が保障されている訳ではありません。
運用のプロが運用しても大きな利益を出すことは簡単ではないようです。
第2回のまとめ
・投資信託にはインデックス型とアクティブ型が存在する
・インデックス型は「指数(ベンチマーク)」に連動する
・アクティブ型は「ひたすら良い運用成績」を目指す
・当記事ではインデックス型を推奨
・アクティブ型であっても大きな利益がでる訳ではない
・インデックス型の方が運用成績が良い事が多々ある
さて第2回目は~投資信託の種類~について書いてみました。
次回第3回目は~確認すべき投資信託のスペック~について書いていきます。
最後まで読んでいただきありがとうございましたm(__)m
その他の回
第3回:~確認すべき投資信託のスペック~
第4回:~投資信託にかかる費用~
第5回:~証券会社の選び方~
第7回:~おすすめの銘柄~